-《不存在的記憶》-
「在眾人的關懷之下然後死去吧」
爺爺的一句話（詛咒）在腦中揮之不去
不經意的，在死前的一剎那突然看見了那樣的風景
所有人圍繞在我的身邊
所有人都直直地盯著我
但是，微微傳入耳裡，他們口中所說的是
「───他終於死了嗎」
然後，彷彿是在嘲笑般的笑聲
這是誰的記憶？
我沒有這樣子的印象
但是真要說的話，也許是被我吞入口中
那位手指的主人的記憶嗎
「你是誰？」
這種地方有人存在嗎
我似乎是對著無人的黑暗之中大聲喊著，卻又不覺得自己是獨自一人的感覺
然後，印入在眼中
另一個跟自己長的一樣的存在
那個人抬頭看著什麼，就像在看著已經不存在的記憶一樣
「　　　　」
那究竟只是單純的將嘴巴一張一合的
還是只是單純自己聽不到聲音呢
伸出手的時候
卻在不應該碰到的距離下意識抓住了誰
「你是.......！」
回過神來的時候，已經什麼事情都結束了
在學校裡出現的咒靈，吃進肚子裡的手指
一切，早就都結束了
就連自己的生命也是
「............抱歉，伏黑」
「哈啊？」
「我不能跟你們走」
然後，我跑了
一定會被追上的吧
總有一天還會在哪裡見面的吧
然後，總有一天
「宿儺」
總有一天
「你聽得到的吧。你.........能夠看到的吧？」
『......』
宛如笑話一樣的寂靜
卻有一股情感湧上鼻頭，怎樣都揮之不去
就像洪水一樣的黏稠感在胸口中怎麼都擺脫不掉
於是就只能像個剛出生的嬰兒一樣，做出無用的掙扎
「對不起......對不起.....大家.....」
必須趕快逃走才行
必須趕快離開才行
『......有那個心情懺悔的話，還不如先去履行約定吧』
「唔、嗯.......」
距今一千年前的
小小的約定
「無論發生了什麼，我們都要在一起哦！因為我們是兄弟嘛！」

-《如月車站》-
睜開眼之後，最先映入眼裡的事物
是水
「阿哩？」
沒錯，在這輛電車裡
有著大量的水
水裡面也有魚在游著
「是我看錯了嗎？」
稍微揉了下眼，再度睜開眼睛之後
變成了普通的電車
「.......」
然後才終於想了起來
自己是什麼人
「我叫做虎杖...」
沒錯，我叫做虎杖悠仁
雖然想起來了自己是什麼人
但是在那之前，自己到底是怎麼來到這裡的事情完全想不起來
而且更加奇怪的是
為什麼「現在才想起來」？
難不成只是單純忘記了？
「這輛電車，是往哪裡的啊？」
沒有廣播的聲音，更沒有顯示去處的跑馬燈
怎麼回事？
虎杖實在是沒辦法，向著對面的人詢問道
「那個，抱歉，這輛電車是往哪裡的啊？」
但是，不光是回應
就連視線也不曾向著這裡
可能是被當作怪胎了吧
既然如此，那就只能到站的時候下車了
「也沒有車票，我到底是怎麼上車的？」
沒有記憶，外面也看不到
但是很不可思議的是，卻一點都感受不到害怕
「那個...」
「！」
突然，被誰搭了話
「我可以，坐在這裡嗎？」
「沒問題哦，請」
看起來比自己小兩歲的人
白色的學生服，好像是個很認真的人
「這輛車是往哪裡的，你知道嗎？」
「诶，難不成是在跟我說話？」
「嗯，我直到剛才都還是睡著的，所以根本不知道這輛電車是往哪裡」
「是這樣嗎？但是，我也不知道」
「那你為什麼乘坐這輛電車啊」
「我在找人」
也就是說離家出走嗎？
但是不知道往哪裡也很奇怪啊
雖然，對對方來說我也很奇怪就是了
「但是一定，這輛電車會帶我們前往的」
「前往？是去哪裡？」
「我也不知道，也許這輛電車停之後就知道了？」
「不，那樣很奇怪的吧！」
但是，看起來不像在說謊
反倒是很堅信的樣子
「......那個，你在聽什麼？」
「這個嗎？我沒在聽什麼....而且......」
「而且？」
他拿掉了耳機，將東西丟在地面上
「我已經，不需要了」
「？」
電車的煞車聲突然響起，好像是到站了的樣子
於是他便開心地站起身來，馬上就向著門口快步走了過去
「喂！等等啊！」
真的，會跟他所說的一樣，他能夠找到自己所找的對象嗎
當門打開的時候，虎杖也一起跟了出去的同時
他對著誰如此大聲喊道
「薰君！！」
但是，虎杖誰也沒看到
不如說，不光是對方
踩出去電車的那一瞬間，就連一起走了出去的少年也消失了
「！？」
回過頭，電車裡誰也不在
自己是一個人的
「喂、喂！有誰在嗎！」
然後踏出腳步的瞬間，手突然被誰抓了住
「！？」
「在叫什麼」
那個跟自己，一樣的面孔
「宿儺？」
「除此之外還有誰在。竟然露出那沒用的表情」
真奇怪
明明直到剛才都還不知道這個人的事情
現在卻像理所當然的一樣想了起來
不，在那之前，還有更加奇怪的事情
「為什麼你會在這裡啊」
「這裡是生得領域。因為這個原因我跟你被分開了，但是你死我也會跟著死的這件事時依然沒變」
生得領域？自己什麼時候處在這種狀態了
剛才的電車也是那麼一回事嗎
「啊！話說回來電車走了！」
「你在說什麼，我們的目的是這裡吧」
目的？
「如月車站？」
雖然招牌破破爛爛的，但還是稍微能夠看清楚
話說回來如月車站，好像在哪裡聽說過
啊，因為自己以前曾經加入過靈異部，大概是聽那邊的人說過的吧
但是是誰說的，說的內容又是什麼，完全想不起來
「這裡有出口嗎？」
「誰知道」
然後，廟會的聲音傳了過來
似乎有一段的距離那裏，有祭典的樣子
閃閃發亮的光芒正閃爍著，傳來了祭典特有的歡笑聲
「該怎麼辦？果然只能去嗎....」
「嘖」
「........莫非宿儺討厭祭典嗎？」
「我只是不喜歡瞎鬧的人類罷了」
話說回來他是詛咒嘛
比起祭典什麼的，這傢伙一定更喜歡戰鬥
「可是，這是祭典.......嗎？」
看起來是祭典沒錯
但是是非人的生物正在遊行著
這才是最嚴重的問題
「怎麼，不過去玩嗎」
「都是咒靈，怎麼可能混在裡面玩啊！」
「咒靈？啊啊，你是這麼看的啊」
「怎樣啊」
在宿儺的眼裡，他看見的是人類
到底誰看到的才是正確的，恐怕兩邊都正確吧
那些隨著祭典遊行的東西，既是人類，也是咒靈
換句煥說，就是被詛咒的人類，被吞入都市傳說後的後果
「嗯...，真奇怪啊」
對於虎杖來說，雖然「前輩們所說過的都市傳說的內容」給忘記了
但是都市傳說具體是怎樣的存在，他道還是記得一清二楚
所以才會覺得奇怪
「難道這裡不是都市傳說嗎？」
「就是那個都市傳說，由人類的詛咒所形成，現今也被以殺人手段所利用」
例如，對從都市傳說中生存的人們，「沒死真是可惜」
因為不想用自已的手殺人，對著什麼乞求，想殺了誰什麼的，那個什麼就是都市傳說
對於在網路上看到的東西，好奇心似的想著「如果那傢伙也遇到了就好了」
從人類無意識誕生出來，最單純的詛咒，才是最可怕的怪物
明明沒這麼想，並不是真的想這麼做
但是這也都是確確實實的，變成了詛咒
「也就是說，找到藏在這裡的詛咒本體的話，打倒之後就能回去了？」
「找什麼，已經在這裡了」
「诶」
在祭典的遠方那，吵雜的聲音
好像發生了什麼
「───誰能！救救我！」
「！」
有個女人，朝這裡跑了過來
「宿儺！」
「別開玩笑。這裡是對方的領域，而且這個數量，我不能保證那女的會沒事」
「也就是說會不小心捲入的意思啊！」
以宿儺的能力來說，要救人的話能力也未免太過強大
雖然這麼說，但是只要保護到那位女性，這點事情的話對於宿儺來說根本不算什麼
「呀啊！」
「喂！」
女人不小心絆倒，包包裡的東西全都撒了出來
虎杖見到並趕緊加快腳步跑了過去，將女人抱了起來
「快跑！小鬼！」
「這種事情不用你說我也懂啦！」
在虎杖跑過宿儺的身邊之後，他便開心地笑著
為了不讓女人聽見宿儺的虐殺行為而遮住了眼睛
但是兩隻手的他實在是無法遮住耳朵
而光是聲音，就覺得足以掉ＳＡＮ值了
「謝謝你救了我！」
「這沒什麼啦」
女人拼命的向兩人道歉，看起來快哭了
「來到這裡之後就不停地被那些怪物追.....！已經夠了！為什麼只有我遭遇到這種東西」
「莫非您是很久之前就來的人了？」
「沒錯哦，雖然不記得是什麼時候了.....我叫做如月，你呢？」
「我是」
突然，被阻止了
「悠仁」
「宿儺？」
「聽起來.....不像是姓氏，對吧？」
名字的話，哪都夠聽見的名字
但是如果是姓氏的話，一下就會被皆露身分
特別是這傢伙的姓氏，一定很快就快知道了
「那麼悠仁先生，您是從外面來的對吧？從這裏出去的方法，您知道嗎？」
「我也不知道......」
「怎麼會...！已經沒有辦法了嗎。我不要！我要回家！我的家人一定還在等著我！」
「如月小姐...」
一知道沒方法
如月終於忍受不住恐懼，大哭了起來
雖然虎杖知道方法，但是在那之前也必須先找到展開這個術士的人不可
「不可能還在等吧」
「宿儺？」
輕描淡寫似的，宿儺說了
「五十年前出生的你，家人早就不在了」
「五十年前....？你在說什麼」
「我沒說錯的吧。那張卡片可是這麼清楚的寫了，你是五十年前的人」
對於虎杖來說，那又怎麼了
「那還真是年輕呢，原來已經五十歲的人了啊」
「白癡嗎，不是那個意思」
突然被當成笨蛋，虎杖無奈的閉上嘴巴
然後，他看到了如月的表情
「如月小姐？」
面色青白
「五十年前...？今年是，幾年了？」
「2020年」
到底發生了什麼
如月就只是「不對、不對」的，揉著自己的臉說道
「不對！我是普通人，外面的記憶我也記的一清二楚！」
「那你再說一次你的名字」
「我叫做如月！」
「下面的名字呢」
「名字、是......」
「然後，掉落的東西裏頭，如月這個名字哪都沒寫到」
「诶？」
再這樣下去，只會重複那些沒有意義的話
「這個站名叫做如月，是你的名字。詛咒早已透過人身現形了」
「那我的家人是！」
「被你吃掉的，人類的記憶吧」
對於宿儺來說，除了虎杖跟伏黑其他都沒興趣
所以，他的話如同針一樣嚴厲，如冰一樣冰冷
但是跟宿儺完全相反的虎杖
抱著疑問似乎正生氣似的說著
「但是如月小姐的身體很溫暖哦！跟宿儺完全不一樣，人類的體溫完全還在啊！」
「在中國，有抓交替這麼一個說法，死掉的人們為了能夠在活到凡間上，抓住生者與自己交替的說詞存在」
「這跟你剛才講的話無權沒關係嘛！」
「這小姑娘就是詛咒，但這傢伙也是活著的人類。也就是生前被詛咒的人闖進了這裡，現今被＂如月＂吞入後所變成的下場」
「難道沒有救她的方法嗎」
「當然有啊」
有。的話，也就是說她還有得救，這反讓虎杖安心了一下
「我剛才也說了。抓交替，你代替這傢伙死就好」
「！」
是嗎，就只有這樣嗎
「那我會這麼做」
「哈啊？」
「只有我才能夠辦到的吧？」
「你是白癡嗎，會死啊」
「沒關係，如果如月小姐能夠回到原本的地方的話」
「在外面，有你的朋友在等待也說不定」
「那樣的話.......雖然很不好意思，但是我不能夠放著如月小姐的事情不管」
原來我有朋友啊
雖然忘記了，但是那些朋友真的還會再等著我嗎
雖然很驚訝，但果然，我不能夠放著這個人的事情不管
「聽好了小鬼，這傢伙早就活不下去了。就算沒有闖進這裡，壽命早已是極限」
「才五十年，不可能會死得吧？爺爺也超過五十了啊」
「你說這張臉五十？別笑死人。屍體沒有時間的概念」
「但是！」
這傢伙總是，跟自己完全相反的思考
而這也是，總是惹宿儺生氣的原因
「大概......就算我活著回去了，也沒有人在了吧」
「什麼？」
然後，虎杖撇開了視線
「爺爺死了。那個家誰也不在，我也沒有地方可以去。但是如月小姐卻還想活下去，還想去找到自己的家人」
「找什麼的，不可能會記得的吧，就算這傢伙有自己的孩子，經過了十多年母親還活著的事情，誰會去相信」
「只要給他們一點時間的話，就一定會明白的吧！而且......那不是很好嗎。因為如果是我的話，就只是單純地活著，又不知道自己想做什麼，跟你一起的話，未來早就是一片地獄了」
一瞬間的寂靜裡，宿儺微微嘆了一口氣
「......早不該聽你這傢伙多言。早就該這麼做了」
「宿儺？！」
一瞬間裡
宿儺殺了如月
「因為你不記得了所以我原諒你。但是接下來你剛才說什麼，給我好好的去反省」
那還是第一次
看見宿儺如此生氣的表情
因為主人被殺掉了，生得領域也很快地消失了
再次睜開眼睛的時候，那兩個人站在眼前
「「虎杖！」」
「伏黒....釘崎！」
自己躺在廢墟裏頭
然後，消失的記憶也漸漸地回復了
「啊......啊ー啊ー，原來是這樣啊」
「怎麼了，難不成撞到頭了嗎」
「不、抱歉，我大概，說了不該說的事情」
「虎杖？」
還真想揍那個時候的自己。虎杖不自主的這麼想著
「那個時候死掉的話，就不可能跟大家見面了說」
「幹嘛啊，一個人陷入感傷，難不成遇到什麼討厭的事情了嗎」
「已經沒事了。謝謝你們啊」

-《呪いの善性》-
※無中文
五条家に、六眼のガキが生まれたと聞き
流石にこのままだとダメだと思った
けど念のため、そいつはどんな人間なのかは見に行った
「っお前は、何だ」
暫く付き合って、一応成人までどんな人になるのかまで居たが
結果は微妙でした
だから、悟が怒るかもしれも構わず
まだどっかで旅を出た
そしてこの世に、またあいつがうまれた
それなら仕方なく、俺も動き出した方がいいと思って
なら、今すぐ近く、両面宿儺の指を先に回収したほうが良さそうなので
ちょうど今俺が居た学校の中に、両面宿儺の指が置いてあった
けど人間（先輩）の言葉にほっとけないので、とりあえずちょっと付き合って、それから回収しよっと思ったら、呪霊が出てきた
予想外...じゃなくて、予想するべきだった
「クソ！宿儺め、呪霊にそんな人気あるなら先に言えよ！！」
仕方なく、気絶した先輩達を抱え、とりあえず一生懸命走った
俺のことはどうでもいいか、先輩達は宿儺の指の気配についてるから、多分呪霊に喰われると思う
人間の言葉にすると、おいしいケーキに更に美食が乗せてるので、食べずにいられないのが呪霊の考え方
「めっ！って言っても既に正気失ったのかよ！先輩達を喰っちゃ駄目だ！！」
やべっ、俺って確実に死ぬ
そう思った時、呪霊は誰かに払え、銃にやられたように、爆発した
「誰かいるのか！」
そこに、黒髪の少年が現れた
「よかった！俺、呪霊を殺したくないからどうしよっと思った！」
「......？何を言ってる、お前は何者だ？」
あ、確か呪術師の前に言っちゃ駄目な気がする
「何でもない！あ、この二人はかなり重傷だから、助けてあげてもいい？」
「待て、お前は両面宿儺の指持ってただな？」
「宿儺の？持ってるけど、何か？」
一応見せてあげたが、呪術師の顔が急に蒼白になって
すると戦闘態勢に入ったのように、印を結ぼうとした
「お前は何者なんだ！？両面宿儺の気配と思ったけど違う！お前は、呪いだ！！」
「あ」
そう言えばそうだった。俺って、呪術師に見られたら危ないのを忘れた！
あんなに皆に言われたのに
「お、落ち着いて！俺は呪霊だけと悪い奴じゃないだ！」
「っ！」
そりゃあ、向こうに俺が先輩達を助けたことに見られたので、躊躇するだろうか
けどその印は止まる気がしないだな
「あのな！呪いだからって悪い奴と思って、俺は違うぞ！呪いは負の感情だけど、悪い意味ばかりじゃないだ！」
「何っ？！」
「ちょっとややこしいけど、”死なせたくない”、”愛したい”という呪いからうまれたのが、俺なんだ！」
そうだな、甚爾の話から例えると
「妻に死なせたくない」、「全部俺のせいだ」という己を呪った負の感情だけど、それでも人の善性からうまれたのは、俺って事
自分のために他人を呪ったじゃなくて、他人のために自分を呪ったのが、俺という呪いを生かした
「全然わかりません」
「なんで敬語？」
でも確か、呪術界の規則では、呪うである限り払わなければならない
俺は殺される祓われるのかな
「───今どういう状況？」
「五条先生！」
あ、えっ
「いや〜、特級呪物が行方不明となると流石に上が煩くて。観光がてら様子見に来たよ」
「悟...？」
目が見えないからちょっと分かりにくいけど
多分こっちを見てるけど、その怒りが段々増えていくのが確かだ
「今度は逃がさない！！」
「ひっ！落ち着いて悟！！お前今教師だろう！！」
まさか領域展開まで俺を止める気だなんで
怒った悟は相変わらず怖い
「まだ捕まれた...次の鬼ごっこはいつにしよっかな...」
「よっし、今度は永遠に僕の傍から逃れない縛りをしよ」
うっっ
前回はそうなる前逃げたけど、今度は上手くいくかな
「そいつは五条先生の知り合いですか」
「そうか、恵は初めてか。もう知ったと思うが、人の姿を持つ呪い、悠仁だ。けど恵が知った呪いではなく、人の善性からうまれた呪いだ」
「どうも、虎杖悠仁っす！虎杖という姓は、人間に拾ったからつけた名前だ！」
「この事なら先も言いましたか、つまり払わなくても良かった...という解釈してもいいかな？」
「いや？悠仁はあくまで呪いだから......でもそうさせないよ？」
「悟、ちゃんと説明してあげて」
いっそ俺が説明しよっか
俺は人間の善性からうまれた呪いだけど、人間の善性は不平等だ
「こいつがどんな人でも私はこの人を守りたい」、という言葉（呪い）は俺にもあった
つまり俺は不平等に人（呪霊）を助ける、生き物である限り俺は誰でも救う
あっ、でも流石に順番あるよ？俺なりの判断だが、これが一番いいと思って
俺は誰の味方でもない
人間の方が弱いなら俺は人間を救う、呪霊が弱いなら俺は呪霊を救う
この世界にとって、バランスを崩してはいけない
「で、俺は悟から逃げた原因は、悟は人間の味方だから、俺は呪霊の味方にならなければならない。悟は強すぎるからだ」
「そのくだらない理由で、僕から逃れると思う？」
下らなくない、俺は真面目だ！
「............今の君は敵、つまり呪いの味方だな」
「そう！」
「それなら、五条先生、今虎杖の手に、両面宿儺の指持ってます。早く奪わないと危ないです」
「！」
うわ、真っ直ぐこっち見てる
「さ、させない！」ばくっ
「「！？」」
悟とやり合うなら俺はきっと負ける
けど今の俺は呪霊の味方しなければならない、だから宿儺の指を守らなくちゃ
我ながら自分の無意識反応にびっくりして、まさか飲み込んだとは
「ま、まずい...」
「悠仁！」
うっ、急に頭の中に声が聞こえる
受肉って、こんな感じするのか
すると、顔に何か生えた感じをした
『莫迦か貴様は！！危険な物を口にするなと何回言わば判る！？』
「宿儺は危険な者ではないもん...！」
うへ、まさか宿儺まで怒った
俺は宿儺を助けようと思ったのに、なんで怒られたぁ...？
『千年前にも言った！危険に遭った時すぐ口にするなと言った、貴様は莫迦か！』
「宿儺の言う通りだ！聞いてよ宿儺！悠仁は本当にバカだ、子供の頃からずっと、他の呪術師は危ないから僕の傍から離れるなと言ったのに、いつもどっかに行っちゃって、結局呪術師に囲まれて僕が助けになった事、何回もあったのよ！」
「でも悟は優しいじゃん...」
まるで両親に怒られた子供のようだ。伏黒は思わずにそう思った
「悠仁は流石に人の善性と言うべきだね、疑いも知らず、純粋な子供だ」
子供、か...
「でも悠仁、何かあった？君が両面宿儺の指を持ってるって事は、偶々じゃないよね？」
「......」
さすが悟だな
「あいつはまたうまれたのだ。俺が大嫌いあいつが」
「あいつ？」
善性である悠仁に「嫌い」という思想を持たせたもの
それはきっと、とんでもない悪でしょう
「俺の正反対、真人だ」
「......」
ふっと、宿儺が溜息をした
『小僧』
「小僧じゃない！確かにあの時は弱いからは子供の姿だが、今は強くなってる！」
『貴様は呪い（真人）と敵対するなら、何故俺を飲み込んだ、人間の味方だろうか』
「！」
そう言えば、宿儺は呪いで、呪いの味方だった
うん？呪いの味方なのか？こいつは常に我が儘だからまだわからないが
えっ、でも呪いだよね？
流石に人間の味方にはなれないじゃない？鏖殺厨なのに
『莫迦か』
「バカだね」
______________________________________________________
悠仁
かなり昔、まだ子供の身の時に虎杖家に拾って、虎杖という姓をつけたが、本名悠仁。
呪い（人）の善性、人間の善性はややこしいから、本人もどっちを助けるべきのかわからず、だから常にばかされる。頭良くない。
作中に「あんなに皆に言われたのに」の皆は、宿儺、夏油、五条。
千年前の時かなり弱い。でも現在は法律が立てられ、「善きものは何なのか」という人々に基礎立てたので、強くなって、体も成長した。（千年前は子供の体）
善性なのか、それでもバカなのか、皆に愛されてる。故に嘘にも効く。騙されやすい。
人間の方に五条居たから安心したが、真人がうまれ、加え偽夏油にも会ったので、一先ず人間の味方（けど夏油のことは、五条に言わない）
千年前は一度真人に負けたので、今回は人間の善性に信じたいと思う。
守り順：天与呪縛＞一般人＞呪術師＞呪霊。もしくは逆。悟が生まれたばかりの時、悟は善人なのか悪人なのか判らない頃は全てを守ると決めた。分かった時呪霊側に決めた。
五条悟
子供頃、悠仁という善の呪いにすごい興味があって、故に周りの人嫌い、悠仁の方がもっと人間っぽくと考えた。
悠仁は人に信用過ぎて、悠仁を永遠に傍に縛りたいというヤンデレ。悠仁大好き。
夏油傑
悠仁が人に信用過ぎ、おまけに五条激怒ことに凄い苦労してた。
悠仁は人の善性と信じ、他の呪術師に祓われたくないと思った。
両面宿儺
悠仁はまだ子供の姿の時、凄い心配した宿儺。
千年前は、呪霊も呪術師も同じく強いので、悠仁は両方も守ると思ったが、悠仁はあくまで呪霊なので、呪術師に祓われそうなところに、宿儺に偶然に助けた。以来二人はずっと一緒。
悠仁は人の善性である事知ってるが、弱いのに自分（宿儺）を守るとか、そういうところに仕方なく傍にした。
真人
人間の呪いからうまれた呪い、絶対悪。故に人間の善性にうまれた悠仁と相性が悪い。
千年前に、人間に善悪という観念がないため、悠仁より強いし、悠仁を殺したことがある。
伏黒甚爾
生きてる。
五条とやり合う時、呪力の気配を感じた悠仁が通り掛かり、五条を阻止して、パパ黒を助けた。
偽夏油
人の体を乗っ取ったメロンパン
悠仁にとって呪霊側と思ってるが、夏油の死体を乗っ取ってるし、加え夏油を良い人と思って、五条の親友だから偽夏油が大嫌い。
人間のフリをしてる悠仁のことウケると思う。（好き？嫌い？）

【甚虎】
「お前は、天与呪縛か！」
「あ？」
薄っぺらな気配を感じた悠仁は
悟の後ろについている人間に、凄し驚いたように言った
「そいつをほっとけ、ただのストーカーだ」
悟は気にしてないが
悠仁にとって、天与呪縛は珍しいお客だ
そう、呪霊や、呪術師より、はるか守るべきもの
「ごめん、悟。この人と話していい？」
「なんで俺以外の人に話すのだ！」
「ちょっとでいいから！」
「他の呪術師に見つかれたら俺は知らねえぞ」
悠仁は相手の意見を問わず、すぐ甚爾を引っ張って遠くへ行っちゃった
「な！お前は天与呪縛だろう！」
「何だお前は、あの六眼のガキと関係あんの？」
「関係ないよ、俺はあいつが善き者になるのか、悪人になるのか待ってるだけ」
「はぁ？何それ」
こりゃあ何処から説明すればいいのか
「俺は呪霊、呪霊と言ってもいい呪霊だ。人間の善性からうまれたものだ」
「呪霊だと？それに善性って、人にそういうあるかよ」
そっか、こいつは天与呪縛だから、人間に嫌われてるだろう
おまけに御三家の禅院、道理でそう思う
「って、俺に何の用？」
「えっ」
悠仁にとって、天与呪縛は何百年ぶりだ
それに呪術師家庭に育てられた、こういう人は滅多にない
今後守るべき対象になるから、説明した方が良いのか？
「笑わせる、俺があのガキに負けると思う？」
「俺なら負けるが、そういう問題じゃない。俺という呪いは、全てのものを救うと決め、人間を不平等で救うから、甚爾さんはちょうどその範囲に居ただけ」
「つまりあのガキの定位置を決める前に、全てのものを助けると？」
「そう！俺すごく悩んでた！順番するなら、天与呪縛から、一般人、呪術師、そして最後は呪霊」
「なんで俺が前かよ」
「何故って、それは天与呪縛は珍しいからだ。”一般人”は誰より弱いけど、種族の量は一番多いのだ。けど天与呪縛は、呪術師ですら違う、身体能力は一般人より強い、ただの一般人だ」
「その気があれば、俺は一般人すら殺せるぞ」
「けど、そうする前は、甚爾さんは一般人の中の弱者にすぎない。おまけに法律が立たれた今なら、勝てる気がしない」
こいつ、本気か？
と、甚爾はそう言いたいだが、悠仁は自分の事、善性と言ってた
ならその判断は、人の善性だろう。確かに人間らしい。勝手に弱いと決めて、守ると決めさせ。
まぁけど、あいつら（禅院家）よりマシか
「俺と六眼のガキ、戦うならどっちに手伝う？」
「それはあの時のバランスから判断だ。けど悟に勝てる気がしないだな、俺も死にたくないから喧嘩はやめてほしい」
「なんだ、つまらない」
この時の悠仁はまだ知らない
あれからの十年後、二人が本当に戦うになることを
そしてあの時の悟は、紛れもなく悪。そして甚爾を助けたことも
---------------------------------------------------------------
【真虎（と宿虎？）】
「相変わらず小さいね！どうしたの？パパとママとはぐれ？」
ぞっとした呪力に、悠仁は考えずに理解した
「真人...！」
一言せずに自分を抱き上がったものは、まさか自分が大嫌いなあの真人
自分はいつまでも宿儺についていく理由がない
そして長くいるほど、自分は相手に恋しくなる
人間は一人だけじゃ生きられない。この呪い、悠仁にもあった
だからなるべく、宿儺から離れるほうがいいって、自分の判断だ
けどここで真人と会うとは、とんでもない誤算だ
「人間て本当にバカだね、殺し合いは殺し合いほど増えていくのに、何で理解できないだろう」
「人間はただ互いを理解できないだけだ！ちゃんと話せばこんな戦だって消えるはずだ！歴史にもあるだろう！」
「でも俺たちはまさにその証拠だよ？今の俺は君より強い、つまり人間は理解する気はないし、この戦争を止まる気もしない」
「いつの日か必ず、俺は人間を信じる！」
すると、真人が悠仁を抱いてる両手を、悠仁の首までいって、絞めようとしていた
「それは楽しみだな、悠仁は俺より強い日は。けど今なら、そうやって簡単に殺せるし、そうすれば悠仁はいつまでも強くなれない、どうしよっかな？」
「く”そっっ......」
「でもこのままじゃつまんないよね！やはりこうしよっか！」
空中にで悠仁を放し、遠くの村を見つめた
「今からあの村の連中を殺す。そして悠仁は俺を掴まなければならない！鬼ごっこなもんさ！早く俺を捕まえないと、皆死んじゃうよ？」
「待て！真人！！」
子供の体では、すぐに追いつかない
だから悠仁はぜぇぜぇと、息ながら走って来ただが、村は既に血まみれた
「くそ...やめろ！」
「おや、悠仁は遅いだね」
真人は掴まった人を、故意のように悠仁の前で爆発させた
「うん、掴まれたね。なら今回は俺の負けか！今日は楽しかったよ！」
また急に消えることは、いつもの事だ
悠仁は誰でも救えない、自分のせいで沢山の人が死んだ
自分が持つ呪い（善性）は、そうやって自分を責めていた
救いたいのに、救えなかった
自分の役目なのに、本当に役に立たないだ
「───ありました！あいつです！皆を殺した化け物です！」
「え？」
すぐに、真人は自分の姿を化け、村人を殺したことを気付き
逃げようとも、もう逃げないだ
「お願いします！呪術師どの、早くあの化け物を殺せ！」
「違う！俺がやったのじゃない！俺は皆を助けに来たんだ！」
「子供の姿で人を欺くのか！卑怯者め！」
それでも、悠仁は人間を信じたい
だって自分はそう思ってるから、きっと人間の善性にもあるだろう
「何かあっても、最後まで信じたい」、だから人間を信じたい
人間だけじゃなく、皆を信じたい
「何をしてる、小僧」
「宿儺...」
「随分遠くまで行ったな、行くのも挨拶せんか」
ほら、虫の掴み方のように、簡単に捕らえられた
自分は弱いのだ
「さよならしたら、寂しくになるじゃん」
「俺は構わないが、貴様は又呪術師に殺されそうのが、問題であろう」
「ならほっといてよ、どうせ俺は祓うべきものだし」
「帰り道にあいつが邪魔だから殺したのだ」
「嘘じゃん、宿儺は逆方向に行ったのに」
「フン」
「宿儺は、優しいだね」
けど、悠仁は言えなかった
彼が宿儺のもとに居た原因は、呪術師の中に、宿儺を封印できる人が居た
きっとそれは、宿儺にも知ってた。だって宿儺には悠仁が言ってたバランスのこと覚えてたのだ
悠仁は真人を嫌い、呪霊の敵になるべきだが、それでも宿儺のもとにいた
それは情か、秤のためか。悠仁にもわからない
自分は人間の呪い、故に人間の性もある。厄介なもんだ
次も悲しまないように、早めに消えた方がいいって、悠仁は思った。

天啊撸，好久不见你，太太！

-《終焉ノ栞》-
───始まりのページは何色？
「えっ、三級や四級の呪霊だけ？」
「はい、ですが、被害も出てますので、なるべく早く祓いたいと、向こうはそうおっしゃってました」
「まぁ、今は俺しかいないだな」
「では頼みます。虎杖悠仁」
気が付くと、そこは高専の寮だった
あまりも突然、さっきまで記憶がデリートされたように
曖昧で、頭痛まで起こそうな不透明でした
「何してるの？」
「虎杖」
酷く、懐かしい声
「釘崎、伏黒」
「うわ、何その顔」
「大丈夫か」
虎杖は、何も言えなかった
いえ、口には何かを言いたいように迷ってるだが、喉に声がでなかった
すると、言いだしたのは、最初の疑問
「なんで二人はここに居んの？」
「なんでって、それは偶々出会えて、ちょうど私と伏黒の仕事も終わったから、一緒に帰ったのよ」
「何かあったのか、虎杖、様子はおかしいぞ」
おかしいって
手に持ってたものを気付き、二人に見せた
「これ、何なのかわかる？」
「辞書？」
「日記...とかじゃないよね？それがどうしたの？」
「───これは終焉ノ栞だね」
五条は当たり前のように現れ、虎杖の手に持ってた本を観察ながら言ってた
「終焉ノ栞？何だそれ？」
「うーん、有名とは言えないが、一時的に、学生の中に広がってる噂があったね。それは悠仁の任務？」
「虎杖？」
虎杖は何故か、五条を見つめ
先まで同じのように、いたずら人の顔を見て、言葉ができない状態であった
「一体なんなのよ」
「いや...その...」
違和感があるのに、言えなかった
「皆の顔は久しぶりだな。と思って」
「はぁ？たかが一週間だよ？もう寂しいのかよ」
「あらま、悠仁は寂しがり屋だね。もう安心だ！僕たちが帰った以上、悠仁は寂しいことはないっ！」
「虎杖は意外、一人怖いだな」
虎杖はテレな状態で、皆にわしゃわしゃされた
「あ、この本のこと、俺の任務だけど、先生は何か知ってる？」
「いや？」
「チッ、駄目な教師かよ」
釘崎にそう言われ、五条はちょっとショックしたように泣いてるフリをした
どうせ虎杖にしか効かず、すぐ元気を出て続きを話した
「まぁ、噂のことなら、大したやつじゃないっしょ！恐らく三級くらいの仮想怨霊だ」
「で、本を燃やせばいいの？」
「にしてもこの本に呪いが見えないだな」
「どうすればいいのか、それも悠仁の任務だ。けどする前に、とりあえず噂を聞きに行ったらいいじゃないか？」
「どうする、虎杖。俺もついて行くか？」
念のためしたほうがいいかな
「その前に、もう遅いだし。今日の晩ご飯、一緒にどうだ？」
「五条先生の奢り？」
「可愛い生徒のためなもんだ、任せなさい！」
楽しい時間は水のように過ごし
また一人ぼっちになってしまった虎杖は、ベッドの上にゴロゴロしてた
「......昔は、こんなに静かだっけ？」
何か物足りないような感じ
すると不本意ながら、終焉ノ栞と名付けた本を見た
恐らく帰った時、疲れちゃったから鞄をさらして、本は鞄の外に落としたが
ずっと開けなかった本は、両開きで落ちていた
「あれ？ちゃんと説明書いてるじゃん」
何故呪いの本に説明書いてるのか、虎杖は気にしてなかった
そして虎杖は本を読みながら、朗読のように言い出した
「本を見つけた貴方には、素敵な夢をお見せしましょう」
本を開けた貴方にはご褒美があげます
この本では、四つのテーマ（夢）をしてます
これから起こる事に、テーマ(夢）に応じて、どうか日記のように書いてください
一つ目は、孤独ノ隠レンボ
貴方が望んた、会いたいけどもういないはずの彼を見つける事ができます
やり方は簡単です。都市伝説である、ひとりかくれんぼをすればいい
そうすれば、大切な彼を会うことができます
二つ目は、猿マネ椅子盗りゲーム
貴方には、猿の〇という素敵なものを差してあげましょう
何でも叶うのです、貴方が望めば。しかし〇つの願いだけです
しかし〇〇がありますので、どうかご注意を
三つ目は、完全犯罪ラブレター
貴方を、○○○○にしましょう
誰も貴方の事○○になります。貴方は皆の○○、欠かせない○○な人
素敵な話でしょう
四つ目は、ニセモノ注意報
○○○○、○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○、○○○○○○
ですが、ご注意ください
全てのテーマを完成すると、貴方は夢の中から覚める事になります
人生に一度しかいない、素敵な夢です
どうか、自分の期待を外れずに、お書きください
「......四つ目は読めないだな。前に拾った人に消されたのか？」
故意のように、ナイフで消された跡がついてる
それでも一生懸命読もうとしてる虎杖は、電気の光を本に通して、逆様で見ようとした
「お？」
すると、手紙が落ちてきた
真白で、何も書いていない手紙
わかるのは、その手紙にハートがついてるだけの事
「元の持ち主の物かな？これ捨てていいのか？」
少し迷ったけど、それでもごみ箱に捨てた

壱。孤独ノ隠レンボ
噂を聞きに行くために、早めに起きて、回せる学校は全部回せただが
関心な事は一つもなかった
「ごめんな、伏黒。せっかく付き合ってるのに」
「いい、この件はお前一人だとキツイ」
『おい、私にお礼言わないかい！』
釘崎はより早く噂を集めるために行動を分かれたが
こうして携帯で連絡してるので、声からすると本人もかなり疲れた
「ありがとう釘崎！！夜、好きなもの作ってあげるから！」
『よっしゃ！私、パンケーキが欲しい！』
「俺は生姜焼き」
釘崎はこれからまた任務あるので、携帯を切るしかないが
ここで諦めるにはまた早いか
「どうする、虎杖」
「俺も分かんないだな」
勝手に処理してはいけないし
そもそも呪いついてるから、勝手に燃やしたら呪われそう
だとしたら...
「伏黒、実は俺、本を開けたのだ」
「！？」
「何も起こってないけど！気にしてる事はあった」
もし本を開くのが、呪われた条件なら
伏黒に見せずに、口で言ったほうがいい
「ひとりかくれんぼって、知ってる？」
「グーグルで調べればわかる奴だろう」
「おお！伏黒賢い！」
高専に入る前、携帯なんで持ってなかった虎杖にとって
グーグルの調べ方もわからないので、伏黒に任せた
「これだな」
「どれどれ」
下準備としてぬいぐるみに名前をつけ、詰め物を全て出して代わりに米と自分の爪を入れて縫い合わせる
隠れ場所を決めておき、そこに塩水を用意しておく
午前3時になったら以下の順に行動する
ぬいぐるみに対して「最初の鬼は○○だから」と3回言い、浴室に行き、水を張った風呂桶にぬいぐるみを入れる
家中の照明を全て消してテレビだけつけ、目を瞑って10秒数える
刃物を持って風呂場に行き、「△△見つけた」と言って刺す
「次は△△が鬼だから」または「次は△△が鬼」と言い、自分は塩水のある隠れ場所に隠れる
「言わば降霊術だな」
「降霊術？」
「呪術の一種だ。これを調べてどうする気だ」
「それがさ」
虎杖は終焉ノ栞に書いてある、一つ目の事伏黒に言った
「なるほど、やるのか」
「やることはこれしかいないみたい。けど高専でやってはいけないし、他人は巻き込まれるから」
「空き家なら大丈夫か」
「俺にはそんな場所はないけど。伏黒はあんの？」
「一応な」
伏黒は連れてきたのは、アパートみたいなとこ
「俺の家だ。っつてももう使ってない家だ」
「使っていいの？！」
「お前が本を処理したいと言ってるだろうか。その条件を果たせば、燃やせるじゃないのか」
「それもそうか」
一度高専に戻って、夜蛾先生にぬいぐるみを借りて
グーグルに書いた通りに、ぬいぐるみに謝罪しながら作り直した
「できた！これでいいだろう？」
「しかし、このぬいぐるみ、誰かに似てないか？」
ぬいぐるみのくせに、目隠しのように髪がついてる
「誰のこと？」
「いや、多分俺の知らない奴だが...」
「知らないのに似てると言って...伏黒は変わったやつがな」
ちょっとイラついたが、伏黒は少し我慢して、立ち上がった
「俺は外で待つ。何かあったら何でもいい、とにかく何か合図をしてくれ」
「了解」
しかし何年も使ってない家だから、まるで泥棒が入ったようにものが散らしてるが
伏黒は周囲を確認して、すると、妙なものが目に入った
「こっちはもうオッケーだ！伏黒は外で待ててね！」
「ああ」
どうやら水の準備も完了らしいので、伏黒は考えずにものを拾って、ポケットにしめた
伏黒が出た今、虎杖は独りぼっちになって
こんな感じは嫌だな、早く終わりたいだな。と、一人に居たくない思いが頭に詰まってる
「しかしぬいぐるみの名前か...」
そう言えば、伏黒は誰かに似てると言ってた
すると何故か、虎杖には心当たりがあった
「よっし、お前の名前は順平だな！最初の鬼は順平だから」
ふっと、窓も開いてないのに体が冷えたようにぞっとして
無意識にぬいぐるみを水を張った風呂桶に入れた
不安が止めずに、虎杖は身を隠し、目を瞑って10秒を数えた
「って、何か順平だよ。このままだと、順平を刺すことになるじゃん」
それでも続いて、虎杖は刃物を持って、すぐ風呂場に戻ったが
「！」
ちょうどぬいぐるみと目が合ったことに、少し冷やした
「順平見つけた」
自分の言葉に恐怖を感じ、それでも刃物をぬいぐるみに刺して、逃げた
今までこんなことに恐怖心がないのに、どうして今更なのか
それは順平だったからか？それても単に目が合ったからか？
ぬいぐるみだって心がある、これは夜蛾先生から習った話。だから虎杖はすまない心が持ってるかもしれない
「そう言えば、どうやって終わるだっけ？」
関心な終了方法、聞いてなかった
「悠仁？」
「！？」
うそ
「ピタピタ」
誰か居た
「居ルデショウ？悠仁」
自分の名前は言ってないのに、どうしてわかった
それにこの音は、確実に、水たんまりのぬいぐるみが歩いてる音だ
そのせいでポロポロな床にギシとしてる音がする
そして、水がピタピタと、床に落ちてる音
「悠仁？ドウシテ出テコナイノ？」
息を、止めなくちゃ
けど、あれは本当に、順平だったら？
終焉ノ栞に、会いたい人が会えると書いてた
伏黒だって、これは降霊術と言ってた
つまり、あのぬいぐるみは順平本人である可能性、そして今順平は自分を探してるかもしれない？
「順平...」
会わなくちゃ
もう一人は、嫌なんだ
「順平！！」
「悠仁！」
そこには、五条が立ていた
「......先生？」
「やはり悠仁か！どうして出てこないのか、心配してたよ？」
順平、じゃない
「虎杖！」
「伏黒」
「お、恵もいたか！」
恐らく伏黒は、虎杖の声を聞こえたので、心配して入り込んだだが
「どうして五条先生はいるですか」
「それは、悠仁の事心配してるからだ」
「どうして俺たちの居場所分かるですか」
「それはもちろん！秘密！」
「はぁ？」
失敗したのかと。確認のために風呂場を見ようとしてるが
「虎杖、大丈夫か？」
「えっ、うん、ちょっと五条先生にびっくりした」
「殺す」
「ええ？僕なにもしてないよ」
五条は二人を押して、外まで連れていた
けど風呂場に、何もなかった
水溜まりのぬいぐるみは、高い場所に、虎杖を見つめて、泣いてるのように水が目に落ちた

弐。猿マネ椅子盗りゲーム
自分の家には、こんなものはなかったはず
妙な木の箱を見つめ、伏黒は開くのか捨てるのか迷ってた
「コンコン」
「！」
誰か来た
伏黒は無意識に箱を枕の下に隠した
「伏黒？」
「虎杖か」
虎杖はゆっくりと門を開き、何故か顔は赤いのまま入ってた
「どうした」
「これ、伏黒は貰ってる？」
虎杖が出したのは、どうやらラブレターのようだ
「ないな、誰に貰ったやつだ？」
「それはわかんないよな。帰ったらポケットにこれが置いてあるし、先週は床に一枚落ちてるけど、今日はポケットだけじゃなく、棚の中まであった」
「チッ、何処のどいつだ」
「伏黒は寮にいる時、誰も俺の部屋に入ってなかった？」
隣に音なんでなかった、なら腕凄いやつなのか
寮だから誰だって通るはずがある、一々確認訳がない
けど、そう考えると、高専の人しかいないだな
「悪い、気付いてなかった」
「そっか」
腹立つのことに、虎杖にそういう恋心を抱いてる人は
沢山すぎて逆に分からなくなちゃった
「そう言えば、虎杖、顔は赤いぞ、風邪てもしたのか」
「風邪！？違う！これは、その」
虎杖は言えなかった
伏黒の部屋に来るのは久々のことだし、こうして自分から友達の部屋に行くなんで、どうしても慣れない
ここまで親しい友達は、虎杖にとって初めてだし
いえ、無神経こそ自分だ
今までそう言われるのに、今更テレテレで、逆におかしいだろう
「いや、やはり、病気かな」
「！？」
ここまで頭が混乱してるから、やはり何かの病気かな
「家入先生に診せてもらおう！」
「いいのだ！俺は大丈夫！」
その方が逆に恥ずかしい。って何考えてるのか俺は！！
虎杖は段々目が回ってきた
「......とりあえず休め、俺のベッド貸してあげるから」
「あ、ごめん...」
どうしてこうなるだろうか
でも伏黒の匂いがするベッドに、何故か安心する
「......夢だと、分かるのに」
「虎杖？」
「夢の中に、いつも皆はすぐどっかに行っちゃった、俺一人になっちゃって...」
「俺は虎杖に一人にしないぞ」
「わかってるけど...」
風邪に違いないだろう
きっと酷い風邪だろう、虎杖はこんな弱々しい言わない
自分には、彼を癒せる能力があれば...
「パキッ」
「？。何か音しなかった？」
「気のせいだろう。早く休め」
───猿の手
指三本の通り、三つの願いが叶うことができる、万能な願望機
けど、叶った願いには対価があり。三本の願いが叶った後、とんでもない呪いが訪れます
「つまり俺は、あいつのために一本使ったのか」
翌日の朝、まさか毒も効かぬはずの虎杖は風邪をひいてしまった
本人からは、一週間も会ってないから久々にテンション上がったと
子供かよ。そう思ったが、何故か虎杖の顔を見ると、心がざわざわして、言えなくなっちゃった
さて、この手はどうすればいいのか
まさか自分の家にこんな物が置いてあって、よく考えばこれって特級呪物のレベルか、やはり改めて封印した方がいいのか
「願い...」
何でも叶う、万能の願望機
確かそう書いてた、三つ目の願いにしない限り、呪いは訪れない
ふっと、彼女のことが思いついた
今にもまた病院に眠ってる彼女に、この手に願いをしたら、彼女は目覚めることになるだろう
「チッ」
いや、駄目だ
津美紀のことに対する、呪いに願いを求めるなんでバカな事だ
無償な願いなんでない。如何にも万能とは言え、大事なのは対価じゃなくて、願いをした後に、その人間の貪欲そこ危険なのだ
一度願いをした後、もっとしたいのが人間の本性だ。自分も人間、保つことができるのか自分もわからない
けど、それは
なんでも叶う、万能な願望機だ
「......」
欲望に引きつられると気付き、伏黒は手を箱ごと、外に捨てた
あれは危険だ
封印するべきだった
けど出来なかった
多分もう少し持てば、自分は欲望に負けるかもしれない
封印する余裕なんでなかった
「プルル」
やっと正気を戻せたのは、虎杖からの電話だ
どうやら終焉ノ栞を知る人が連絡してきたらしい
どうせ伏黒も暇で、虎杖の誘いを応じた
「あら、貴方は高専の人？」
虎杖に連絡を取った人は、女子だった
特殊な紫色をしてる女の人だ
「おっす、俺は虎杖悠仁」
「元気な人ですね。終焉ノ栞について知りたいですね、ですが、私はその本の中に、一つだけ知ります」
「？」
一つだけ。とはどういう意味なのか、伏黒にはわからないが
本を読んだことある虎杖は、なんとなくわかった気がする
「その本は、猿の手、というものを差してあげることになります」
「！」
「猿の手？何それ？」
「本の持ち主は貴方じゃないですか？おかしいですね、私は聞いた噂には、本の持ち主は、終焉ノ栞から猿の手を貰うことになると、そう聞きましたが...」
「あ、もしかしてこれ？」
ありえないのに
虎杖はポケットから、ミイラみたいな手が出した
あれは紛れもなく、伏黒は先まで持てた手だ
「私もわからないですが、恐らくそれですね」
「虎杖！！」
焦ったように、伏黒は虎杖の手を掴まった
「伏黒？」
「なんでその手はお前のとこにある！？」
「これは伏黒を待ってる時に、偶々拾った物だ」
転移したのか、それとも二つもあるのか
この女の言葉から考えると、どうやら猿の手は家に出たのも、偶然ではなかった
「これがヤバいのか？」
「...三つ目の願いをしたら、呪われるらしい」
「えっ、でも中はもう一本折れたじゃん」
つまり残りは二つか
「私はこれしか知らないので、では私にはまた用事があります。失礼します」
けど今の二人は他の人を構うことができず
「お前は願うのか」
「いや、早くしなくちゃこれ、燃やせないじゃん」
この猿の手も、終焉ノ栞に書いたものなのか
持ち主を呪う気満々だ
「どうする気だ」
「そだな、多分全部の願いをしなければならないし」
こういう物に、「消えろ」って言ったら確実に呪われそうだが
どうすればいいのか
「あ、俺、”ずっと皆と一緒に居たい”」
「おい！」
返事なし
「なんだその願いは！もっと明白な願いをしろ！」
「この手が叶う範囲はわかんないもん！皆とずっと一緒に居たいのは本当だし...」
まさか駄目だとは
「できれば人を巻き込まれない願いでいい」
「うーん」
シンプルでいいのか
「俺、伏黒とアイス食べたい！」
「はぁ？」
パキッ
「どわ！？」
一瞬、虎杖は何者かに蹴られた
「虎杖！！」
「く、釘崎！！」
何故か怒鳴りしてる釘崎は、手に何かを持って虎杖を叱った
「さっきずっとあんたを呼んでたのに、無視かよ！」
「俺！？そんなの聞いてないけど？」
「はぁ？私、任務終わった時にあんたを見つけ、これを渡したいと思うのにお前完全無視した！」
「任務？釘崎の任務は六本木だろう？俺はずっとこの近くにいるけど」
人間違ったじゃないの？
私は人を間違ったわけがないだろう！
「ま、いいわ。これ、あげる」
釘崎は虎杖にあげたのは、アイス無料券二枚
「私は生理だから無理なので、男子たちは子供らしく食べてきなさい」
「ありがとう！釘崎！」
「フン。私はこれから報告書をするので、先に帰るぞ」
先までの怒りが消え、上機嫌な釘崎はニヤニヤしながら高専の方向へ行った
「......願い、叶ったな」
「あ！本当だ！！」
すると、虎杖は思いついた
「伏黒、最後の願いは思い出した」
「そうか、俺が祓う？」
「うん、俺これを持ってるからちょっと無理かも」
「わかった」
緊張を抑え、虎杖は深呼吸をした
「ラブレターのこと、もう来ないてほしい」

参。完全犯罪ラブレター
「どうしたの？悠仁」
ちょうど通りかかった五条は、虎杖の異変を気付いて声をかけた
「五条先生！」
よく見れば、虎杖は携帯を持って悩みをしてた
「実は最近、変なことがあってさ」
虎杖の携帯に、無数なメッセージが来た
「前は手紙のようにラブレターが来たけど。最近手紙じゃなくて、携帯にメッセージが来て、ずっと止まんないよな」
「ラブレター？」
「うん、こんな感じで」
短い内容だけど、同じのものは何件もあった
悠仁
何処にいるの？
愛してる
目を覚まして、俺は寂しいよ
一人にしないで
私はここにいるの
俺は外でいるよ
待てる
早く来て
「これ、どうしたらいい？」
「うーん、悠仁は困ってるなら、ブロックすればいい」
「ブロック？そんな機能あるのか！」
「そっか、悠仁は知らないだね」
五条は携帯を取って、何かを押したり、いじったりしたら
まだ虎杖に渡した
「サンキュー！」
「......」
ついでにメッセージを消したらしい
別に消さなくてもいいけど
「悠仁」
「うん？」
「向こうは誰なのか、心当たりがある？」
何故か、五条は本気だと
わかった気がする
「......ううん、わからない」
「ま、悠仁は可愛いもんね。変なおじさんについてはいけないよ」
「それはないよ...」
変なおじさん
そう考えると、何か思いついた
「そう言えば五条先生。最近、俺と似たような人、見た事があるか？」
「悠仁と似てるやつ？ないな、それがどうしたの？」
「いや、ならいいや」
「......」
五条はそんな虎杖を見て、手を虎杖の頭上に乗せた
「先生？」
「悠仁、折角だし、あしたは一緒に任務をしよ」
「えっ」
「悠仁は嫌なの？」
「いやではないけど、どうして急に？」
「僕はそうしたいからだ」
虎杖は断らなかった
けど、ブロックしたはずのメッセージは止めなかった
その日の夜、メッセージも来てしまった
俺はいま、渋谷にいる
何処だ、悠仁
今すぐ、会いに行くから
それが何故か、怖かった
メリーさんの電話のように、こっちに段々近づいてくる感じ
外とはなんだ、会いたくないのに、どうして会わなきゃならないだ
なんで、そんなに会いたいのか
「悠仁、顔色悪いぞ」
「大丈夫っす、ちょっと寝不足だけ」
「大丈夫なの？無理しないでね」
よく考えたら、一緒に任務する意味は何だろう
「こっちは終わったぞ～」
自分はほぼ立つだけ、一瞬で五条は全部決着つけた
流石最強か
「どうだ悠仁！俺って強いだろう？見惚れた？」
「先生は最強の事、最初から知ってるよ」
「そうじゃなくて、もっと悠仁に褒めたいだ！」
「しょうがないな」
とりあえず、子供のようにわしゃわしゃしたが
一瞬五条は喜んだけど、また不満のようにムッとした
「悠仁～？何かあっただろう？最近ずっと笑ってないだ」
「俺って、そんなに笑い子だっけ？」
「違うよ」
逆に、五条は虎杖をわしゃわしゃした
「辛いことは、一人で背負い込まないってことだ」
「......」
やはり心配されたのか
虎杖仕方ないように、笑顔で言おうつもりだったが
「ごじょーーー」
パーン、と
五条は人形のように、頭は何か撃たれた
倒れた
「せん、せい？」
何かピカピカしてると思ったら
五条の携帯が外に落ちて、押されたように画面が開いて
そこには、あのメッセージが書いてた
「あの夜と同じ月の色だね」
あの夜、とは
「！！！」
思い出してはいけない
あの日のことは、言っちゃいけないだ
「ごじょう、せんせい」
あれは、あれこそが
夢だ
夢
の
はず
だ
「五条先生！！！」
「よいっしょ」
すると、五条は嘘のように起きた
「あら？びっくりした？僕からのドキリだよー！」
えいーえいー、とピースしながら悪ふざけをした
「僕はこんな程度で殺されるわけがないじゃん」
自信満々に言ってるが、けど、虎杖を見て、焦った
「悠仁？」
虎杖は、泣いた
見た事ない、決して人の前に泣くことがないこの子が
泣いた
「......ごめん、僕が悪かった」
「ちがう、びっくりしただけ...」
嫌な思いをさせちゃった
「あ」
「？」
虎杖は涙を拭く最中、五条は落ちた携帯を見ながら声をした
「...見た？」
「...？見たって、あ！！あれは五条先生からのメッセージか！！」
「僕は初めて好きな子にメッセージを送ったもん！」
「全然可愛くない！！なんだそのメッセージは！メリーさんか！」
「月が綺麗ですねって、悠仁は意味わかんないの？」
「あれはそういう意味か！！」

肆。ニセモノ注意報
───始まりのページは何色？
「えっ、三級や四級の呪霊だけ？」
「はい、ですが、被害も出てますので、なるべく早く祓いたいと、向こうはそうおっしゃってました」
「......」
暫くの静寂、虎杖は突っ込むことにした
「あのさ、伊地知さん、なんで俺に敬語なの？」
「えっ、いや、虎杖君は年下で、学生ですが、やるのは皆なので、敬意のためです」
「伊地知さんは真面目だな」
「これは、私たちのやり方ですから」
伊地知にも色々なことが大変だな
それを納得して、すると虎杖は嬉しそうに言った
「まぁ、今は皆がいるから、伊地知さんは心配することはないよ！」
「そうですね、では頼みます。虎杖君」
やはり、三人には少々軽すぎ任務だろうか
ほぼ行って、ごみ捨てのように軽く終わりくらいな任務だった
「ひま...」
「ま、伊地知さんは虎杖のために、こうして俺たち三人の時間を空けたのだ。ついでに何処か行こうか」
「伊地知さんにもお礼言わなくちゃな」
ま、恐らく伊地知だけじゃなく、皆もそうしたいだろう
何故か虎杖と一緒にいると、心がポカポカする
「そう言えば虎杖、終焉ノ栞がどうなったの？」
「最後が消されて、テーマが分かんないの」
「テーマ？」
本を開けて、二人に見せた
「ニセモノ注意報？雨でも降ってるような書き方だな」
「人雨？」
「何それ怖い」
三人は歩きながら、考えてた
「今まで呪いと関わってるわね。つまりこれは...」
「ドッペルゲンガーか」
「それ！私が言いたいのよ」
「ドッペルゲンガー？」
「自分とそっくりの姿をした分身という事なのよ。噂をすれば、あいつに会ったら本体が死に、分身に変われるって」
「えっ、俺って死ぬの？」
「さぁ、今まで無事じゃない？」
「これから、虎杖を一人にしてはいけないか」
「伏黒、それは過保護」
楽しそうに言ってるのに
虎杖は何故かチラッと、無意識に遠く場所を見つめた
そこには、人が立てた
「？」
人、のところか
あれは、自分
自分の様子なのに、何故か着物を着てる
全てが、はっきり見えた
「えー、皆は僕を置いて、三人で遊びに行ったのか」
「遊びじゃないです」
「任務よ、任務。ついでに遊んだだけ」
すると、五条は駄々っ子のように文句をしてたが、既に慣れた伏黒と釘崎にとって、ただの道邪魔にすぎない
「悠仁はそれでいいの？悠仁が大好きな悟が泣いてるよ？」
「ごめん、これあげるから許して」
五条の大好物、喜久福だ
「やった！悠仁大好き！！」
「虎杖も対応策見つけたね」
五条は虎杖は持ち上がって、嬉しそうにぐるぐる回ったが
ふっと何かを気付き、動きを止めた
「悠仁、あれはまだ持ってる？」
「あれ？」
「本のことよ」
虎杖は鞄から本を出した時、隣の釘崎はうっとした
「あんた、ずっと持ってたかよ。重くないか」
「見た目にそんなに重くはないよ？」
こっちが見て重たい気分よ！
「進捗はどこまで行った？」
「もう最後らしい」
「そう言えば虎杖、体験すればいいのか、他にすることないのか」
何故か、虎杖はただ
皆を見て笑ってた
「ないよ」
こうから考えると、妙な本だな
しかし四つの難題をクリアすれば終焉ノ栞を燃やせる、三級の呪物にすればもう立派なものか
「ま、大変な仕事だけど、これを終わったら皆で一緒に旅に出ようか！」
「旅？！呪術師のくせに？」
「このくらいな休みが必要なのよ」
「まぁ、それは賛成だけど」
すると、誰かがこう言った
「誰も知らない、遠くの場所へ、また一緒に遊ぼう」
「応！」
そうだな、遠くへイコウ
皆で一緒にイコウ
誰モ知ラナイ
遠クバショ
そのために、ジャマを排除しないと
「あんたが、ドッペルゲンガーか」
何日も、自分の傍に他人の気配を感じた虎杖は
その気配を引き連れるために、わざわざ人のない広場で、その気配に質問をした
「......」
「俺は知ってるぞ、猿の手の件からずっと居ただろう」
その気配は、闇から歩き出した
ドッペルゲンガーの言う通りに、その人は虎杖と同じの姿をしていた
大いに違うのは、その人は着物で、顔にも紋様があった
「小僧、探したぞ」
「？。俺たち知り合いなの？」
いいや、違うだろう
あれは恐らく、釘崎が言ってた、ドッペルゲンガーは人を迷うための言葉であった
「知り合いも何も、俺達は二人で一つだ」
「それはドッペルゲンガーからだな、騙されないぞ。あんたを倒せば、俺は任務完了だ」
何故か、その顔は
イラついてる気がした
「俺は呼んだのに、貴様は応答くれなかった」
「俺を呼んだ？知らないけど」
「俺の声は聞こえないのか」
「声も何も、今は聞いたけど」
おかしいに、向こうの顔は段々怒ってる気がして
何か違うのか
すると、向こうは急にこっちに歩いてきた
ゆっくりと、殺す気はないように
おかしいな、皆の話からすると、ドッペルゲンガーは入れ替えるのために本体を殺したがりのはず
「な、何だよ」
ドッペルゲンガーのはず
段々似てない気がした
いや、全然似てない
顔も、雰囲気も
この人は、ドッペルゲンガー(俺）じゃないはず
じゃ、こいつは何者だ？
「俺と行かないのか（俺と帰らぬのか）」
「お前のとこは行かない！」
「俺だとダメなのか（ここがこんなに素晴らしいのか）」
「俺には伏黒や、釘崎と先生が居るのだ。悪いがお前を祓わせてもらおう（殺す）」
「忌々しい。一緒だと、約束したのに（そうか、落ちたな。愛おしい子よ）」
「ごめん」
ごめん？
「最後に、一言（せめて俺を、思い出せ）」
そうか、こいつは
俺は
「兄よ（悠仁）」
───始まりのページは何色？
「えっ、あれはドッペルゲンガーじゃなくてお前の弟！？」
「応！まさか東京で会えるなんで、宿儺も寂しがり屋だな！」
「戯け、貴様一人だと生きれぬ身だ」
「にしても全然似てないね。悠仁の方が百倍可愛い」
「俺の兄に触れば、殺す」
「宿儺」
彼は振り向かい、ニコッって笑ってた
「夢と違う事したら、ダメだよね？」

-《イド》-
目を覚ましたら
ふっと、眩しくて、憎らしいほどの快晴であった
機嫌が良くなりそうな快晴だったが、どうして俺はこの場所に寝てただろう
起きようとしたら
手が
いない
「っ！？」
俺は思わず叫んだ
痛い。痛い。ここは何処だ。どうして俺はここにいる。俺は誰だ。体がバラバラされた。俺は死んだのか。違う、痛みなどない。でも体は一つづつ舞い上がっている。いや、浮いてる？どういう事だ。俺はどうなってる。俺はまた生きてるのか？ここは一体何なんだ
「はぁ...はぁ...」
俺は少し冷静になった
どうやら命に別条はないらしい
今の体はこうなっているが、痛みはない、死ぬときのような冷たさもない
つまり俺はまだ生きてる
生きてる？
この状態は生きてると言えるだろうか
「バラバラとは言え、まだ動けるだな、俺は」
切り離されたはずの、体の部品
其々ちゃんと感じがあって、思うまま動ける
そして、直せる
「......どうやらこの世界も、バラバラなままだな」
自分のいる場所は、部屋と言うべきだろうか
その部屋も、バラバラされ
散ったパズルのように空中に浮いてる
「つまり...」
これを一つづつ直せば、この世界の正体が見えるってことか
「！。誰だ！」
人の足がいた
誰かそこに倒れていた
けどその人は別の[[rb:パズル > 部屋]]にいて、顔が見えなかった
「おい！聞こえるか！そこで何をしてる！」
聞こえないのか
それともさっきの俺のように寝ていたのか
ともあれ、あの人と会わないと進めそうにない
この世界はそういうバラバラな状態なら
やはり、先にやるべきのはこれしかいない！
『恵は動き出した！』
『これから何か出るのか気をつけろ！』
できるだけ、わかった形のパズルを合わせ
「この世界がバラバラなままなら、俺もバラバラのままでいい」
体をばらし、飛んでいくの手で、パズルを合わせ
すると、ここがどんな形である家も、段々分かっていた
『アパート、ですか』
『特徴を捉えました。今から選定します』
『待て！一旦作業を止めろ！』
そして、あの人は
この部屋にいるはず
「お邪魔します」
そこに、男の人が倒れていた
体は綺麗なままなのに、血まみれの人が
「悠くん...」
言葉は思わず口に出した
そうだ、俺の名は恵、探偵だ
何処のバカの親が、男も女もまだわからない俺に恵という名を付けて...
...違う、これじゃない！
俺は探偵だ、悠くんの死の謎を解きに来たのだ
『よし、大丈夫そうだ。任務を続けよう』
しかし、どうやって解くのだ、これは
空間はバラバラなままで、犯人を捕まったとしても何処に連れて行けばいいのだ
「いや...」
違う
捕まるのは正解じゃない、俺の役目はそれじゃない
悠くんを殺した犯人、それを分かればいい
「そこで何してるですか」
「！？」
振り向くと、もう一人の男の人がいた、バラバラされたままの人が立ていた
この世界にて、バラバラのが正常だったのか
先の扉から入ってきたらしい、注意を全部悠くんにしまったのが、探偵失格だ
「わるい、俺は怪しい奴ではないが...悠くん、こいつのこと知ってるか？」
「わからないですね、見た事ないです」
「そうか」
『分かりました！この人は先日につぎはぎに殺された、里桜高校の吉野順平です！』
『まだ誰か入るぞ！』
「何？家に余所者？」
「伊藤さん...」
まだ誰かきた
どうやらこの世界に、悠くんだけじゃないらしい
「お前は何処の人なのかは知らねぇけど、出て行けよ。ここは俺達の家だ」
「ちょっと！」
「うるせっ、お前は引っ込んでろ」
「おい！」
『つぎはぎは殺した人間を家族にするのか』
『悪趣味...』
『そうじゃないかもしれない、イドはあくまで似たような形で現れたもので、現実にそうなるのか限れない』
『調べによると、吉野順平は伊藤翔太に虐められ、つぎはぎの誘いより大量な人間を殺し、そのあと、つぎはぎに殺された人間だが...』
『自分で作った殺人犯に興味を抱く、ということでしょうか』
雰囲気から見ると嫌いなタイプの人間だったが
伊藤と言うやつは、あいつを突き放したら、急に怖い顔をして
何かに怯える様子をして、すぐ別の部屋に逃げた
「おい、大丈夫か！」
すると何故か、倒れたこいつも怯える顔をして、慌てて部屋から逃げた
どういうことだ
あの二人の視線の先を見ると
人が立ていた
『五条さん！ありました！あいつです！！』
全身モザイクに塗れ、顔は見えなかったが
白い着物を着てる気がした
あと、身長は俺と同じくらいか
「お前、何者だ」
やはり着物か
黒色のおびがふらふらに見える
変わったやつだ、葬式のつもりか？
「待て！」
あいつはすぐに逃げ出した
悠くんを置いて掴まりに行くわけがない
悠くんを一人にしたくはない
「くそっ」
あれは一体何なんだ
悠くんを見てる気がした
「！」
『なんだ？』
そうか
バラバラ
バラバラこそ、普通だったのに
「おい、お前はそこで何をしてる」
ふざけた真似をして
「聞こえないのか、悠くんの体にいる、お前のことだ！！」
『！？』
すると、悠くんの体もバラバラされて
バラバラしたの体は、更にバラバラのもう一人になった
「ニッ」
『つぎはぎが現れました！』
「バラバラのが正解だったから、お前もバラバラのままか」
口はないから、喋んないのか
それても、言いたくないのか
「悠くんを殺したお前も、その心もきっとバラバラだな。とりあえず、殴る！」
『...恵をイドから排除しよ、どうせ犯人は見つかっただろう？』
『はい、アパートと、部屋の形から特定し、更につぎはぎの目から分析し、見つかりました。どうやら死体の分解は家にしてるらしい』
『そうか、恵の気が済んだら排除しよ』
『今すぐに、しないか』
『現実に戻ったらできないじゃん、あんなやつ、出来るうちにやったほうがいい』
『五条さんもイカレてますね！』
この捜査現場を見てる、釘崎野薔薇は
禪院真希の案内により見学中
「なんで伏黒は、イドの中に恵と言うだ？」
「さぁ、私たちは外部捜査官だからイドのことあまり知らないね」
「ふーん、じゃなんで五条さんは探偵やらないの？」
「野薔薇は新入りだから知らないが、あいつは外の噂のように素敵な人なんかじゃない」
「というと？」
「これは仕事だからやってるが、本人は犯人探し大嫌いらしい。詳しいこと私も知らないが、夏油事件と関わてるらしい」
「夏油事件？」
「野薔薇も、知らない方がいいよ。帰り道に連れ去るかもしれない」
「つまり裏があるね」
「かもねっ、早く行こう。犯人の場所はもうわかったの」
地下室にて、五条は階段から降りた
その先は、人が座っていた
「お疲れ、恵」
「...外で恵と呼ばないでください。混乱しますので」
水を渡し、五条は隣のとこに立てた
「言いたいことはある？」
「......あいつ、悠のことはまた助けれなかった」
「助けるわけがないだろう」
「なんで、そう言えるですか」
「そうしたいのは、君だけじゃないから」
「イドは一体、何なんだ、なんであいつは死ななければならないだ」
「さぁな、僕もわからない」
答えは、今は一つしかいない
「あいつは何処だ」
「つぎはぎか？多分今、真希ちゃんたちが運んでくる最中かな？」
「会わせてくれ」
「別にいいけど、会ったらどうするの？」
「聞きたいことがある」
どうしてイドの中に死に続ける悠がいるのか
それと、殺人犯とはどういう関係があるのか
伏黒は知りたかった
「お前が、真人だな。今まで殺気がないのに、どうして今回の殺人だけが、殺意を持つ殺人なのか」
「それはもう、待ちきれないからだ」
「どういうことだ」
こいつは本当に
噂通りつぎはぎの様子だな
「君はどうして、僕はこんな姿なのか知ってる？」
「...事故、だろう。お前が起こした事故だ」
「そう！この体はこんなになったのは全部僕のせいだよ。じゃどうしてなの？」
「自殺願望者に理由あるのか」
「僕は自殺願望者なんかじゃないよ。僕はただ、会いたいだけだ」
「会いたい？」
「君、天使って信じるタイプ？宗教のあれ」
「まさか死ぬ直前天使に会えた、というバカな嘘はしないだろうな」
「まさにそのバカな！僕、会えたのさ！桜の髪色持つ、男の天使さ！」
桜の髪色！？
悠？
「だから僕は信じてた！もう一度死ねば、またあいつに会えるなんで！」
「そうか、残念だったな、もう機会はないだろう。これからお前は、ここで死ぬことになるからだ」
「それは楽しみだ」
...行く前に、聞いたほうがいいのか
「お前、その他に、誰を見なかった？」
「うん？」
「白いの......いや、何でもない」
そういう服なら、何処でもある
聞いても無駄のはず

「伏黒　恵」
物語の主人公担当。イドでの名前は「恵」
イドの中に死亡した悠くんの事を助けたいと思うが、出来なかった事に後悔している
虎杖の幼馴染で、事故の時に自分のせいと思い込み、子供の時の記憶喪失
「悠くん」
高校生の姿で、イドの中では何故か常に色々な死様で倒れている
謎不明な死体ですが、皆に悠くんとして呼ぶ
本名虎杖悠仁
実は現実世界にて実体があり、子供頃にて事故に遭い、以来意識不明な状態になってしまい
兄は虎杖悠仁を目を覚ますのために、「存在しない記憶」を利用し、イドの世界を作り出す機械に入れた
「五条　悟」
捜査官やってる。「イドの外」で色々な人と「悠くんの死亡」の謎を解く役をやっている
探偵相性なし。他人からの話は、本性は向いてないから
本人曰く上官嫌いので、上司に会ったことない
昔に、一度に虎杖悠仁と会ったことがある
本人は悠くんの顔は覚えてる気がして、思い出せないため、悠くんのこと気になってる
「釘崎　野薔薇」
新入り捜査官。先輩たちと犯人掴まりの役をやってる
イドでの名前は「野バラ」
「夏油　傑」事件について
伏黒の前の探偵は夏油。イドでの名前は「すぐる」
イドの謎が気にしてるため、色々捜査して、何かを気付き、虎杖悠仁を連れて帰ると宣言し、裏梅に逮捕し、以来行方不明
そのあと、裏梅は五条たちに「イドの世界と間違ってる」と伝え、事件はそのまま終わりました
「真人」
自称死にかけた時に「悠くん」と出会えて、「もう一度死ぬことになればまた会える」と信じて、色々な人を殺した殺人犯
夏油のことを知ってるらしい
「伏黒甚爾」
伏黒恵はまだ小さい頃、二人は虎杖悠仁と出会えて
のち、虎杖悠仁に己の妻が死ぬという「存在しない記憶」伝え、最初不信だが、虎杖悠仁に妻は助けられ、段々信じるようになったが
その能力を調べ始め、誰に命狙った状態になり、妻と伏黒恵を巻き込まないように置い、逃げた
イドでの名前は「とーじ」
「虎杖宿儺」
イド機関の上司。イドを作った張本人。弟のセコム。
予想外の事故により、虎杖悠仁は意識不明な重体になり、助ける方法の先は、イドのことである
イドの中でまた生きてる虎杖悠仁を、現実世界へ引っ張り出すために探偵が必要、探偵を探していたが...
「幼馴染である伏黒恵ならきっと悠仁を連れて戻せる」と信じ、伏黒恵を利用した
恐らくラスボス戦にて、悠くんに「一緒に逝こう」と言われ、イドの中に眠り、二度も起きることはなかった
「イド」と「存在しない記憶」
虎杖悠仁の存在しない記憶に基づいて作られたのは、イド
存在しない記憶は見るたびに、段々起きれなくなる。「いつか起きれなくなるのか、怖かった」と聞き、宿儺は悠仁のセコムになった
そもそも預言なのか、パラレルワールドなのか、知りたいための大人たちは悠仁を利用し、宿儺は弟を守るために沢山の人を殺した
悠仁は事故により起きることはなかったが、宿儺は「記憶の中にいる」と信じ、イド機関を作った
「イドての名前」
悠仁からの、皆の呼び方です。
悠仁の精神年齢は子供のため、漢字じゃない
そのイドの適正も悠仁から選んだ、恐らく、「本当は優しい人」である可能性が深い

-《エヴァネタ》-
【心がポカポカする】
「どうして虎杖君は、僕のような人に友達になってくれるの？」
「あー！順平言い方！」
「ご、ごめん！でも知りたいんだ！迷惑...かな？」
「......迷惑じゃないよ」
「でも俺もわかんないだ。ただ、順平と一緒にいるとポカポカする。俺も順平にポカポカして欲しい。皆と仲良くなって、ポカポカして欲しい」
「虎杖君...」
「これじゃ、駄目？」
「駄目なんかじゃないよ！むしろ...嬉しい」
「そっか！」ニッ
【あなたは死なないわ...。私が守るもの】
「悠仁！」
「ごめん、順平！俺は遅かった」
「ううん」
「宿儺の器...！来てくれたんだね！」
「つぎはぎの野郎...！」
「このままじゃ、皆は真人さんにやられてしまう！」
「順平、お前は死なない、俺が守る！」
【〇〇が、もうエヴァに乗らなくてもいいようにする】
「悠仁！もう逃げよう！このままじゃ死んじゃう！」
「駄目だ！あいつをここで殺さないとっ！」
「順平が、もう誰も呪わなくてもいいようにする！」
【私はたぶん3人目だと思うから】
「おい、虎杖、次また死んだら殺すって言ったよね」
「伏黒...」
久しぶりに会ったのに、今の伏黒は激怒のように
虎杖を掴んで殴ろうとした
「わりぃって」
「忘れたなんて言わないよな」
「ごめん。でも伏黒、本当に覚えてないの」
「何ィ？」
「それに俺、たぶん3人目だと思うから」
最初会ったのは、既に2人目だ
【ﾀﾞﾒ､○○が､呼んでる】
「おい！何処に行く気だ！虎杖！」
「伏黒...」
「お前、また俺達に黙ってて、遠くへ行くつもりか！」
「駄目、伏黒。あいつが、呼んでる」
「だからあいつって、誰のことだ！」
宿儺？お兄ちゃん？
それとも...
【これが…涙…？泣いているのは、私？】
「悠仁？！どうしたの、何所か痛いのか」
「？。これが…涙…？」
「あの伏黒という奴やったのか！ここで待ってろ、すぐ戻る！」
「いいんだ！ただゴミが入っちゃっただけ」
泣いているのは、私？
【私はあなたの人形じゃない】
「我ながらさすがと言うべきか。宿儺の器、タフだね」
「...返せ！」
「折角お迎え来たのに、帰りたいって、言わないのかい？」
「俺はあんたの人形じゃない！」
【〇〇〇ならそうするの？】
「悠仁？」
「先生？」
血まみれの虎杖を見て、五条はやはりと
違和感を確信した
「どったの？」
「僕のいない間に、何かあった？」
「何も？急にどうしての、先生」
うーん
「悠仁、今はどんな気分？」
「？。何も」
「そうか。人を殺したのに、悲しい...とか、全然ないの？」
「......？虎杖悠仁ならそうするの？」
【私が死んでも変わりはいるもの】
「虎杖？虎杖だよね！？今まで何処に行ったのさ！」
「ごめん」
「何よそのボロボロな様子！もういいから下がりなさい！」
「大丈夫だ、釘崎」
「何かだいじょ...」
「俺が死んでも、変わりはいる」
【ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの】
「お帰りなさい！虎杖！」
「...ごめん、こういう時どんな顔すればいいかわかんない」
「バカだね、笑えばいいのよ！」

-《ノラガミ》-
特に何も考えてないが
御三家は神々です
「悠仁」
両面宿儺の神器、のち伏黒恵の神器にもなり、ノラになった
16歳の姿
「宿儺は強いし、俺いらないじゃん」からの家出
そのあと神器持ってない伏黒恵と出会え、一見妖に殺されそうな時身で守り
「俺をノラにしてもいい！とにかく伏黒を助けたいんだ！」からノラになり
悠仁という名は、宿儺に「名を知られたら死ぬ、主に小僧ような死に急ぎ餓鬼なら尚更。今日から悠仁だ」
「両面宿儺」
悠仁「開（フーガ）」イメージはパンドラの箱
と
裏梅「□」ものに火を合わせる、火を操る
の主
めんどいこと嫌い、神社あるけどほぼ居ないような感じ
悪神の伝説と、善き神の伝説もあるので、大抵の神に忌避されてる
一般的なイメージは武神
宿儺の普段はあの生前の姿だが、悠仁に「かっこいいけど、一般人ならビックリするので、手を収め！」言われたから、悠仁の姿を借りた
「伏黒恵」
神だが、名はあまり人に知らされていない
子供の姿
神器もないので、妖に殺されそうな時悠仁が現れ、「俺を使え」に言われて、悠仁と契約を結んだ
悠仁につけた名は「虎杖」、影のイメージ、何でも飲み込み、影で作り物もできる
伏黒甚爾（人間）から生まれた願い、「神への復讐」と思い込んだ
けど恵は津美紀（人間）と出会え、少しつづ変わった
「釘崎野薔薇」
巻き込まれた一般人
「普通」は嫌だったので、縁を切りたくない
悠仁の恋バナに興味がある、伏黒をからかうのは面白い
「五条」
神、知る人はいないじゃない？けど悠仁は知らない
夏油傑
ナナミン　透視
伊地知潔高　周りに透明な壁
の主
悠仁を己の神器にしたい！けど悠仁は鈍感ので中々できない！
宿儺と伏黒が邪魔してるので残念！
「甚爾」
禍津神、金さえくれば何でもやる
本来は人間、生前やったことに対し、多くの人は甚爾を神として崇め
そのために救われた人もあり、憎んだ人もあるので
故に良い話も、悪い話も持ち神