【SKE48・連載11】惣田紗莉渚「一歩上のステージに行きたい」
東スポWeb 5月30日(月)10時2分配信
選抜入りを目指す惣田紗莉渚
昨年の総選挙でただ1人ドラフト1期生からランクイン(55位)した惣田紗莉渚(23)に今回はスポットを当てる。SKEのシングルで4曲連続選抜入りするなど順調に見えるが、本人はまだ満足していない。今年の目標はズバリ選抜入り。第1回AKBドラフト会議でラストの5巡目指名から這い上がってきたド根性娘が見つめる先とは――。
――握手会の惣田レーンはいつも大盛況だ
惣田:私自身も誰よりも楽しんでるんじゃないかなっていう自信はあります。「レーンから出てくる方がみんなニコニコして帰っていくよ」みたいなことをよく聞くんですけど、それがすごくうれしいです。癒やされるとか落ち着くとか安心するとかそういうふうに言っていただけてありがたいです。
――4月にはSKE単独ミュージカル「AKB49 恋愛禁止条例」のヒロイン役を務めた
惣田:ずっとミュージカルが大好きでミュージカルに出たいと思ってやってきたので本当にうれしいです。ヒロインができるなんて、生きている間にできるかわからないぐらいの経験で本当に幸せでした。お稽古中も楽しすぎて一度も大変だと思わなくて。いつもは朝起きるのが苦手なのに稽古中は早起きして自主練を朝からしたりとか。毎日がキラキラし過ぎてハッピーでした。
――1日3回公演もあった
惣田:一度も声はかれなかったです。ノドはもともと強い方なので大丈夫。直前に熱を出したんですけど、いつもだったらネガティブな感じになるところも「どうせ下がるでしょう」と前向きに頑張れました。もちろん自分もうれしかったんですけど、SKEのメンバーみんながすてきに見えて。ミュージカルで限界に挑戦している姿を見て本当に頑張り屋さんでこんなにプロ意識が高いメンバーとできて私は幸せ者だな、この仲間の中に入れて良かったなって思いました。
――昨年はドラフト1期生ただ1人のランクインとなる55位だった
惣田:自分の名前をステージで呼んでもらえたことがすごくうれしかったんですけど、もっと上に行きたかったという気持ちもあって。自分みたいにドラフト5位指名で遅れて入った(指名時は20歳)メンバーがランクインすることだけでもすごいことなんですけど。でも…。
――今年の目標は
惣田:選抜に入ることです。今まで自分が選抜に入るなんて言えるようなことじゃなかったし、本当に難しいことだというのも分かっているんですけど、ファンの方が「とにかく選抜に入ろうね」と言ってくださって私も選抜を目指していいんだって思えました。
――手応えは
惣田:すごく不安です。今年は投票方法も去年と違っていろいろと増えている(モバイルメール会員にも投票権が与えられた)んですよ。どうなるか分からないけど、自信はないけど選抜に入ると信じて選挙の日まで私はいたいなと。
――ファンはほかになんと
惣田:ポジティブに「神7行こうね」とか。そういう優しい言葉を掛けてくださる方が多くて。びっくりしちゃったんですけど、そういうふうに言ってくださる方もいるということはやっぱり目指すべきところなんだなって思いますね。
――今回一番乗りで立候補用紙を提出した
惣田:去年は出ることは決めていたんですけど、用紙に書く内容がいっぱいあってそれをゆっくり書いてたら出すのが遅くなってしまってファンの方から心配されました。ファンの方はそういうところまで気にして見てくれているので、今年は準備万端で前日から用意して一番に出そうって決めてました。
――選挙ポスターも印象的だ
惣田:去年は自分で撮影したんですけど、今年も自分のカメラで撮影しに行きました。初めてセンターをさせていただいたユニット「キャラメルキャッツ」の「あの先の未来まで」っていう曲がすごく未来に向かって希望にあふれた曲なんですよ。なのでその曲の歌詞をポスターで表現しようと思って自然の中で撮りました。普通はみんなブースで同じ所で一斉に撮るんですけど、私は個人的に早朝から撮りに行きました。
――気合が入ってる
惣田:自分を見てもらえるチャンスだし自分の好きな格好で自分の好きな表現で撮れるってこの機会しかないじゃないですか。やりたいことをやりたいし見てもらいたいという姿を出したいです。
――SKEのシングルでは4曲連続の選抜入り。ポジションもどんどん前へ
惣田:まだ自分は常連だとは思ってないです。選抜に入れるか常に不安です。危機感でいっぱいです。どこにいてもうれしいんですけど、やっぱり前に行けることって本当にうれしいです。でもまだ満足はしてないです。
――どこまで行けば満足
惣田:(しばらく考えて)やっぱりセンター。センターに立ちたいです。目指さなくちゃいけないと思います。やるからには一番を目指さなきゃいけないって。小さいころから運動会でも一番になりたかったし、そういう気持ちでやってきたからアイドルになってからも変わってない。やりたいことができてるのにもっと上を目指してハングリー精神を持ってやらないのはもったいないなって。だからSKEにいる間は1位になるまで総選挙に出続けようって思ってます。
――今後の展望は
惣田:SKEのために何かしたいという気持ちが最近どんどん強くなってきました。今までは自分なんかがSKEをこうしたいとかこうあってほしいとか言える立場じゃないとずっと思ってたし、私は自分の仕事とか握手会とかラジオとかいろんなことを全力で頑張ろうと思ってやってきたんですけど、SKEの惣田紗莉渚として見てもらえるっていうときに、どういうふうに私が前に出てやることがSKEのためになるのかなって思います。
――改めて意気込みを
惣田:今年の総選挙は選抜になりたいです。私が選抜に入りたいって言えるようにさせてくれたのはファンのみなさんで、そういう自信をくれたみなさんに本当に感謝しています。去年もいろんなところで55位ランクインすごいですねって言ってもらいました。55位という順位がうれしくて、今の私はその順位があったからあると思います。今年はもっと上の選抜に入って、もっともっとみなさんにいろんなところで見てもらえるようにアイドルとして一歩上のステージに行きたいし、みなさんを連れて行きたいと思うので応援よろしくお願いします。私が総選挙を盛り上げるぐらいの気持ちでいますのでアイドル惣田紗莉渚に期待していてください。
〈次回は鎌田菜月が登場〉
☆そうだ・さりな=1993年1月18日生まれ、埼玉県出身。2013年11月、第1回AKB48グループドラフト会議でSKE48・チームKIIに5巡目で指名される。昨年の選抜総選挙は55位。
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