【夜里,大街上。桃矢背小樱回家】
桃矢:悪かったな,雪。
雪兔:ううん。桜ちゃん,「お母さんに会った」って,小学校の裏の森で。桃矢も見たことある?亡くなったのお母さん。
桃矢:ある。学校の裏なんかじゃないけど。こいつが幽霊やおばけがだめなんだのは,俺のせいだろうな。
雪兔:あ?
桃矢:ちっちえころから,あっちに体が透けてるお姉さんがいるとか,白髪のお爺さんが浮いてるとか言ってだからさ。
雪兔:それで桜ちゃん怖がりんなっちゃったんだ。
桃矢:こいつも見えないけど,何となく分かるだし,かってに耳泣いてだから。
雪兔:お母さん今よく見るの?
桃矢:いや,俺が中学あったころは,もういなかった。やっぱ,お母さんがいなくて寂しいのは。
雪兔:そんな事ないと思うよ。ただ,会えるなら一体と思うのしょうがないかも。桜ちゃんもいろいろあるんだから,今日の事叱らないように。
桃矢:哼。
雪兔:
でも,そんなに桜ちゃんのことかえくて仕方ないんなら,意地悪するのやめればいいのに…
桃矢:こいつが遊んでの俺だけだ。
雪兔:「シスターコンプレックス(SisterComplex)」って知ってる?
桃矢:うるせ!