恋的末日祭吧 关注:229贴子:597
  • 7回复贴,共1

【官方】官网CG图

只看楼主收藏回复



1楼2013-10-17 23:15回复

    ◆今日も大渔◆
    子犬の鸣き声「くぅ~ん、くぅ~ん!!」
    幼驯染のキョウゴは、昔から何故か、街の子犬たちに大人気で。
    キョウゴが街を通りかかるだけで、みんな梦中で追いかけてきて、こんなふうにまとわりついて离れない。
    キョウゴ「おい! それはエサじゃねェ、オレの指だ! オレを食うな、お前ら!!」
    がじがじと指とか肩をかじられて、悲鸣をあげるキョウゴ。
    キョウゴ「悪い、こいつら腹减ってるみたいだ。なんか食わせるモンあるか?」
    ルシア「うん、用意してあるよ」
    用意しておいたご饭をお皿に乗せてあげると、子犬たちは大喜びで食べ始める。
    キョウゴ「悪いな。いつもいつも。そういやぁ、今日、マスターは?」
    ルシア「出挂けちゃったの。野暮用だ、とか言って」
    キョウゴ「お前ひとりに店番させて、毎日どこをフラフラうろついてんだか……」
    ルシア「わたしなら、ひとりでも大丈夫だよ。こうしてキョウゴが毎日、お店に来てくれるし」
    ルシア「だから、淋しくないし、全然大丈夫」
    キョウゴ「……え」
    キョウゴは、目をぱちくりさせて。
    キョウゴ「い、いや、それは……た、たまたま、道场がこの近くにあるから、その帰りに寄るってだけで」
    キョウゴ「べ、别にお前のことが心配だからそれで颜出すってわけじゃ、その……」
    (本编へ続く)


    2楼2013-10-17 23:15
    回复

      ◆不思议な居候◆
      ティオ「……ルシア、いい匂い」
      ルシア「えっ?」
      ティオ「砂糖とバターと、卵の匂いがする……」
      ティオくんは、くんくんわたしに鼻を近付けてきて——。
      ぎゅうううっ!!
      ルシア「え……っ!?」
      両腕を広げて、わたしのことを思いっきり抱き缔めた!!
      ルシア「ティ、ティオくん……っ!?」
      ティオ「ルシアの匂い、いい匂い。ぼく、この匂い、大好きだ」
      キョウゴ「な……っ!?」
      キョウゴ「な、なななな何してやがる、お前っ!?」
      ホリック「ははははは。なかなか赈やかになりそうで、よかったよかった」
      キョウゴ「お気楽に喜んでんじゃねェ、オッサン!!」
      额に青筋を立てながら、ティオくんをわたしから引き剥がそうとしていたキョウゴが——
      はっと何かに気付いたように、ホリック叔父様を见上げた。
      キョウゴ「お、おい、マスター。あんたさっき、引っ越しがどうのって言ってたよな?」
      キョウゴ「まさか……こいつが!?」
      ホリック「ああ、そうだよ。今日から彼は、うちの同居人だ」
      (本编へ続く)


      9楼2013-10-17 23:27
      回复

        ◆BANKの狗◆
        突然お店に现れた暴汉。
        そして、それを一瞬で取り押さえる威厳のある人影——。
        ???「动くな、外道。贵様の身柄は王立警察机构『ヴァナルガンド』が确保した」
        ???「……下手に抵抗すれば、弁护无し裁判无しで実刑判决を喰らうことになるぞ」
        ルシア「……!?」
        わたしの目の前にいたのは、将校の军服に身を包んだ男の人。
        细くしなるムチが、わたしに袭いかかろうとした暴汉の腕に络みついて、动けないように拘束してる。
        ルシア(さっきの空気を切り裂く音は、このムチの音……?)
        ???「……」
        じろり、とわたしを见下ろす男の人。
        その人は、ヴァナルガンドの将校にしてはひどく若くて。
        だけど、冷たくわたしを见下ろす瞳は氷のようで何の感情も见えない。
        ???「この通り、暴汉は确保した。そして……これは、迷惑料だ。取っておけ」
        その言叶とともに、チャリン、と音がして。わたしの足元に、金货の袋が投げつけられた。
        客A「お……おい。あれって、ヴァナルガンドのクライヴ・ニールじゃないか?
           ほら、アルビオン随一の博识で、歩く王立図书馆って噂されてる……」
        客B「あの、将来を嘱望されてる天才エリートって评判の……!?」
        ルシア(し、将来を嘱望されてる、天才エリート? 歩く王立図书馆?)
        クライヴ「……フン」
        クライヴ「その通り。私は、ヴァナルガンドのクライヴ・ニールだ。何か质疑があれば、私のところに申し立てろ」
        (本编へ続く)


        10楼2013-10-17 23:27
        回复

          ◆巡り逢う砂时计◆
          ホリック「ルシア……」
          ルシア「は、はい」
          叔父様はひどく真剣な颜をして、わたしの手からそっと、砂时计を取り上げた。
          ホリック「この砂时计に、触れちゃいけない。これは、とても……とても、大切なものなんだ」
          ホリック「もし、どこかでまたこの砂时计を见かけることがあっても……」
          ホリック「决して、触れてはいけないよ。わかったかい?」
          ルシア「あ……」
          知らなかった。
          そんな大切な、砂时计だったなんて。
          ルシア「ご、ごめんなさい、叔父様。わたし……」
          初めて见るような叔父様の真剣な瞳に、言叶を失っていたら——。
          ホリック「……ルシア」
          叔父様は、そんなわたしをみつめて、ふっと肩の力を抜いた。
          ホリック「そんな颜しないでおくれ、私のルーシー。可爱い侄っ子」
          くすりと微笑んで、指先でわたしの头をこつんと叩く叔父様。
          ホリック「君を叱ったんじゃない。わかってくれれば、それでいいんだ」
          ルシア「は、はい……」
          ホリック「ほら、そんなしょんぼりした颜しないで。笑って、ルーシー。君の笑颜は、世界を照らすよ」
          (本编へ続く)


          11楼2013-10-17 23:28
          回复

            ◆无意识のクロノスタシア◆
            猛々しい运河の音が、すぐそこに闻こえる。
            浊流と化した川の水は真っ黒で――
            ルシア(お愿い、止まって――!)
            わたしはぎゅっと目を闭じて、再び时计に想いを乗せた。
            ――そのとき。
            ???「……まったく。このウサギさんは、水浴びが大好きなのかな?」
            ルシア「え……!?」
            慌てて目を开ければ―― あの黒づくめの男の人が、わたしをしっかりと抱きとめていた。
            ルシア「ど、どうしてあなたが……!?」
            アダム「不思议に思うことなんて、何もない。仆と君は常に出逢う运命にあるんだから」
            わたしを抱きとめる腕の力を强くして、にやりとアダムさんが笑う。
            ルシア「い、嫌! 离して!!」
            アダム「待って! 今、暴れたら时が动く!」
            ルシア「え……?」
            アダムさんの言叶に、ゆっくりと首をめぐらせてみれば。
            世界は、その时を刻むのを止めていた。
            ルシア(成功、したんだ……でも……)
            ルシア「どうして、あなたも动けるんですか……?」
            ルシア(动けるのは时を止めた人间だけなのに……!?)
            アダム「なんだ、知らないの?」
            ふふ、とアダムさんが笑う。
            アダム「时を止める瞬间に、力の持ち主に触れていればこうやって他人を连れて来ることもできるんだよ」
            アダム「それが、この力の持ち主――クロノスタシアの特性さ」
            ルシア「クロノ……スタシア……?」
            (本编へ続く)


            13楼2013-10-22 22:32
            回复
              ◆消せない伤迹◆
              叔父様は、首を缔め上げられるまま——
              抵抗しようともせずに、ただ真っ直ぐにクライヴさんを见つめ返す。
              クライヴ「贵様の命は……今、私の手の中にある」
              クライヴ「ほんの少し、もうほんの少しだけ、この右手でムチを引き绞れば、贵様は……!!」
              ルシア「クライヴさん!!」
              もうこれ以上は、见ていられない——!!
              ルシア「クライヴさん、やめて! やめて下さい!」
              大きな声で叫んでも、クライヴさんの手はゆるまない。
              わたしの方を振り返ってもくれない。
              ルシア「クライヴさん……!!」
              わたしはクライヴさんに駆け寄って、その背中に力の限り、ぎゅっとしがみついた。
              ルシア「もうやめて下さい、お愿い……!!」
              (本编へ続く)


              18楼2014-02-08 17:29
              回复
                ◆静寂のロンド◆
                ホリック「まあまあ、そう急ぐことはないさ。一曲、踊って顶けませんか。お姫様」
                ルシア「一曲って、そんな悠长なこと……」
                ホリック「ルシア、君の想いの力はすでにずいぶんと强く、昔に戻ってきている」
                ホリック「そら、その砂时计を见てごらん。砂がいっぱいに贮まっているだろう?」
                ルシア「あ……本当! いつの间にこんなに?」
                ホリック「その砂が落ち切るまでの间、この舞踏会は私たちの贷切ってことだ」
                ホリック「と、いうことで。さあ、ほんの一曲だけ。いいだろう? クマくん! 一曲、いい曲をたのむよ」
                ほりックマ「あいあい。お任せくださいましませ~」
                ホリック「さあ、こっちにおいで。そう、手を腰にまわして……」
                ほりックマ「ミュージック、すた~とっ!」
                ホリック「力を抜いて。私について来るだけでいい。そう――上手だよ、ルシア」
                (本编へ続く)


                19楼2014-02-08 17:29
                回复